見えない・見えにくい人のための福祉機器展
in北九州　2014

最終更新日：8月6日

　8月10日に予定しておりました「見えない・見えにくい人のための福祉機器展in北九州2014」は、台風11号のため中止いたしました。
　準備にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

調理家電製品のデモンストレーション、使用機器と実施スケジュール
セミナー内容
最新のブース・出展品一覧

　近年の、コンピューター技術や工業技術の発達により、視覚を補ったり代行したりする機器の開発が進んでいます。また、従来から、見えない・見えにくい人たちの工夫と習熟により、便利に使われてきた小物も存在します。これらを広く市民に紹介し、適切な福祉機器を選んでもらうことで、見えなくなってきた、見えにくくなってきた人たちの社会的・職業的自立を促し、また、家庭内で「一人でできること」の幅を広げることができ、QOL（生活の質）の向上を図ることが期待できます。残念なことに、これらの機器の情報は、十分に行き渡っているとは言えないのが現実です。
　合わせて、以前から福祉機器を使ってきた視覚障害者にも、最新の機器や便利な道具を実際に手にとって使い勝手を確かめたり、メーカーの担当者と直接話し、改良して欲しい点を伝えたりする機会は重要ですが、地方ではその機会は非常に少ない状況です。
　これらのニーズを受けて、平成25年度、市内及びその近郊の視覚障害者団体や支援機関・研究者などで実行委員会を組織し、「見えない・見えにくい人のための福祉機器展 in 北九州2013」を開催し、500名近くの来場者を集めました。終了後のアンケートなどでは、「来年もぜひ開催して欲しい」との声が多く寄せられました。
　そこで、平成26年度も、視覚障害者団体・支援機関・研究者やボランティアグループによる実行委員会を作り、「見えない・見えにくい人のための福祉機器展 in 北九州2014」を下記要領で開催します。

実施要項

■目的：

（１）見えない・見えにくい人のために開発・販売されている福祉機器の展示や、視覚に頼らずに使うことのできる製品の紹介をとおして、見えない・見えにくい人の社会的・職業的自立を促すとともに、QOLの向上に寄与する。

（２）最新の福祉機器を実際に手に取って使用感を確かめ、メーカーに製品開発の希望を伝える機会を提供する。

（３）開発途上の製品や、研究段階の技術を紹介し、見えない・見えにくい人も夢を持って生活できることを目指す。

（４）見えにくさを補う機器・視覚に頼らずに使える製品を紹介することで、一定の配慮があれば見えない・見えにくい人も自立した生活を送ることができることを、広く市民に啓発する。

※より多くの出展事業者に参加してもらえるよう出展料は無料とする。

■主催：「見えない・見えにくい人のための福祉機器展 in 北九州」実行委員会

■後援：北九州市教育委員会、朝日新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社

■日時：平成26年8月10日（日曜）10時から16時

■会場：西部障害者福祉会館

北九州市八幡西区黒崎3丁目１５−３　コムシティ５F

【会場へのエレベーター利用について】

JR黒崎駅を出て右へ進み、階段を上ってコムシティ3階正面玄関を入ります。左手すぐの「東エレベーター（赤い扉）」は、機器展が行われる日曜日には、会場の西部障害者福祉会館がある5階に止まりません。点字ブロックに沿って中央の通路を西へ50メートルほど進んで最初の分岐を左に曲がった所にある「中央エレベーター（緑の扉）」で5階へお越しください。

■参加費：無料

内容

■福祉機器展示・相談コーナー　５０１・５０２・５０３会議室、音楽室

　＜出展業者・商品一覧＞（５０音順）（機器のみ提供を含む）

○アイネット(株)(音声拡大読書ソフト等)

○(株)アステム(ワンセグＴＶラジオ)

○(株）アメディア(音声拡大読書器)

○池野通建(株)(視覚障害者用歩行時間延長装置)

○インサイト(拡大読書器)

○(有)エクストラ(画面読み上げ・自動点訳、点字ディスプレイ等)

○(株)ＬＧＣＳ(３Ｄプリンター)

○オリンパスイメージング(ＩＣレコーダー)

○北九州視覚障害者就労支援センターあいず(各種支援機器等)

○錦城護謨(株)(視覚障がい者歩行誘導ソフトマット)

○ケージーエス(株)(点字ディスプレイ)

○ケイメイグループ(拡大読書器)

○(株)高知システム開発(画面読み上げソフト等)

○（株）コスゲ（マイケーン２）

○産総研ヒューマンライフテクノロジー研究部門(視覚障害者のための聴覚空間認知 訓練システム)

○シナノケンシ(株)(デイジー関連機器)

○(株)タイムズコーポレーション(拡大読書器)

○東海光学(株)(遮光眼鏡など)

○ｄｏｃｏｍｏ戸畑中央店（らくらくスマートフォン等）

○(株)西澤電機計器製作所(拡大読書器）

○(株)日本テレソフト(拡大読書器・音声コード読み上げ装置等)

○日本点字図書館(白杖・小物各種)

○パナソニック（株）ＡＶＣネットワーク社(テレビ・録画装置・電磁調理器)

○ほりき工房(超音波歩行補助具)

○三笠産業（白色トナープリンター）

○三菱電機住環境システムズ（株）（テレビ・録画装置・しゃべる調理家電）

○メガネのタナカ(ルーペ・拡大鏡)

○メガネのヨネザワ(ルーペ・拡大鏡)

■ハイテク機器紹介・相談コーナー　５０５会議室

○パソコンとその関連機器など、ハイテク機器の紹介・体験や機器の使い方に関する相談を行ないます。

■便利グッズ紹介　５０７会議室

○　１００円ショップなどの商品で使いやすかったものなど、実用的で便利なグッズを紹介します。

■日本点字図書館グッズコーナー　情報センター事務所

○日本点字図書館わくわく用具ショップの商品の一部を販売します。

※当日売り切れの場合は、注文用郵便振替用紙への記入をサポートします。

北九州市立点字図書館　ＴＥＬ（０９３）６４５−１２１０へご連絡ください。

18・23は発売中止につき、取り寄せを見送った商品です

■就労現場での機器使用の実践紹介　５０８会議室

○音声パソコン等を使った就労現場での活用事例などを紹介します。

■調理家電製品のデモンストレーション　調理室

○視覚障害の方でも使いやすい電磁調理器・炊飯器等の調理の仕方のデモンストレーションを行ないます。

■その他のコーナー

○夢を語るコーナー（研究開発段階の機器の紹介を通してみんなで夢を語ります。）

○盲導犬体験コーナー（盲導犬を使っての体験歩行と盲導犬に関する相談を行ないます。）

○点訳絵本の展示コーナー（触って分かる絵本を展示、紹介します。）

○マルチメディアデイジーの紹介コーナー（マルチメディアデイジーとは何か？を分かりやすく紹介します。）

実行委員会

協力

• （公社）北九州市障害福祉ボランティア協会
• 点訳サークルわかば
• 市内及びその周辺の点訳・音訳等ボランティア団体

問合せ先

実行委員会事務局
　　NPO法人あいず　電話・Fax：093-871-7711
　　担当・伊藤　ito@aizu-k.com
　　事務局長・高清秀　電話：090-4510-9672
　　office@aizu-k.com